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旧中京ゴルフ倶楽部 特別清算
【 負債総額145億円超 名地裁が開始命令 】
帝国データ―バンク名古屋によると、ゴルフ場「中京ゴルフ倶楽部 石野コース」を運営していたCGC管理(旧中京ゴルフ倶楽部 名古屋市中村区)が8日、名古屋地裁から特別清算の開始命令を受けた。負債総額は約145億8千3百万円。
経営再建に伴って事業は旧社名と同名の新会社、中京ゴルフ倶楽部(豊田市)に譲渡しており、ゴルフ場は通常通り営業している。旧中京ゴルフ倶楽部は中京テレビ放送(名古屋市)の子会社として1985年に設立。ゴルフコース設計の名匠ピート・ダイ氏が監修した石野コースは1993年に完成し、毎年5月に女子ツアー「中京テレビ・ブリジストン・レディース」が開催されている。
バブル景気崩壊後の接待需要やゴルフ人口の減少などで赤字体質の経営が続いていた。経営再建のため中京テレビとリゾート関連企業のリソルホールデイングス(東京)は共同出資して今年1月、同名の新会社を設立して事業譲渡。負債のみ旧会社が引き継で社名をCGC管理に変更、精算手続きを進めていた。